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建築でのBIM設計はなぜ普及しないか?

「BIMの普及」のキーワードでふと訪問したサイトに
3D・BIM建築設計での課題・なぜ普及しないか?
と題した建築家高橋寛氏の記述がありました。
読んでみると興味深い内容でしたので、以下引用させていただきます。



===================================
■人は2次元から考え始める
 3次元モデルの設計に挑戦して7年。
 駆け出しの終わりからからいまだに使っている道具がある。
 「小さなスケッチブック」と「スイス製CARAN D’ACHEのホルダーと3mm/3Bの芯」。
 設計の始まりは、いまだにここから考える。
 定まらないぼんやりとした鉛筆の線、小さな紙に浮かんだ2次元の線。
 始まりは「平面」「断面」。
 いきなり3次元を構想すればそこに新機軸が生まれる?
 しかし建築に機能と社会的規制があり2次元の分析的思考からの脱却は難しい?
 人は2次元から考え始める動物か。

 平面は立体となり、緻密に構成される。
 しかし、また、2次元に解体される。
 建築は一人では完成されない。
 多くの手が必要であり、一人一人のゼロからの空間理解から始まる。
 再び2次元からの思考が始まるのだ。


■建築はヴォイド空間
 機械系設計は既に3次元設計が標準。
 なぜか。
 機械系は量産製品や、製品開発費も十分掛けられる高価なものなので、
 設計費用も1製品当りに十分な設計費が掛けられるのが第1の理由。
 第2の理由が、建築はヴォイド空間であること。立体を考えてみよう。
 ソリッドな立体であれば6面をデザインすればいいが、
 ヴォイドの場合、立体の内側に入って、
 内面をさらに6面もデザインしなければならない。
 単純に2倍の作業を要する。
 さらに、物の内側に入って作業すること自体が、
 たとえパソコン内のエレクトリカルモデルであっても、難しい。


■設計教育
 設計教育は、2次元の世界から、3次元の世界を自らの頭の中に想像し、
 結局、2次元の世界に表現するしかなかった。
 そのため、3次元を2次元に表現する手法ことだけを教育されてきたといっていい。
 3次元を直接、描く手法は、全くの未知の世界であるといっていい。
 建築設計での、3次元を描くことの手法の確立と、その教育が必要とされる。
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さすがに建築家自身が書いたものだけに、説得力がありますね。。。


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| D) BIM関連 | 07:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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