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「畳」と「帖」はどう違う?

部屋の広さをあらわすとき、6畳と表現するときと6帖と表現するときと
両方を見かけますが、「畳」と「帖」はどう違うのでしょう?




まず、畳の大きさは一律ではなく色々あり、代表的には以下の通りです。

・京間(きょうま)、本間(ほんま)、本間間(ほんけんま)
  3尺1寸5分×6尺3寸(955mm×1910mm)
・中京間(ちゅうきょうま)、三六間(さぶろくま)
  3尺×6尺(910mm×1820mm)
・江戸間(えどま)、関東間(かんとうま)、五八間(ごはちま)
  2尺9寸×5尺8寸(880mm×1760mm)
・団地間(だんちま)、公団サイズ(こうだん―)、五六間(ごろくま)
  2尺8寸×5尺6寸(850mm×1700mm)

したがって、畳が6枚敷いてある部屋を6畳と言う場合、
京間と団地間では、それぞれ10.94㎡と8.67㎡となり、なんと26%も違います!

上記は一般的な木造住宅の場合であり、鉄筋コンクリート造等の和室では、
壁の位置が尺貫法でなく、自由に決められますので、畳は部屋の内寸を
分割した特注の寸法になり、上記の団地間よりも小さな畳になることもあり得ます。


これでは、不動産の広告をみて購入を判断するときに困りますので、
不動産の表示に関する公正競争規約施行規則
では、

  第10条(16)
  住宅の居室等の広さを畳数で表示する場合においては、畳1枚当たりの
  広さは1.62平方メートル(各室の壁心面積を畳数で除した数値)以上の
  広さがあるという意味で用いること。

と定められています。

「壁心」とは壁の内法(うちのり、有効寸法)ではなく、壁の中心ですので、
「壁心」で1帖=1.62㎡というのは、江戸間の畳の大きさが想定されています。

これでいくと、畳が6枚敷かれている部屋を面積換算して
和室6.21畳とか表現することになりますが、あまり見かけません。
やはり和室6畳と表記されています。


さて、本題の結論ですが、
和室ではその部屋の厳密な広さを表すというよりも、実際に何枚畳(たたみ)が
敷かれているか、と言う意味で、どんな大きさの畳であれ、敷かれている畳の
枚数で4.5畳とか6畳とか「畳」が使われ、
洋室では、壁心で1帖=1.62㎡で換算して4.5帖とか6帖と「帖」が使われる
ことが多いようです。

使われる漢字については、
全部の部屋の広さを「畳」で表すと広告などを見た人が全部和室の畳の家と
勘違いする可能性が有るので、漢字としてはそれぞれ別の語源がありますが、
和室は「畳」で洋室その他は「帖」と使い分ける様になったと考えられます。
(全く同じ意味で使われている地域もあります)



従って、和室の6畳と洋室の6帖では、
和室の畳の大きさは一律でなく、
かつ洋室の1帖といっても1.62㎡一律でなく1.62㎡以上、
なので、和室の6畳と洋室の6帖ともに色々な大きさがあり得ます。
悩ましいですね。。。

部屋の面積が「㎡」や「坪」表記されていれば比較できますが、
やはり何畳というのが一番広さのイメージが湧きやすいのでは
ないかと思います。



ちなみに、私の場合大きな部屋に畳を敷く場合には、
24畳(22.3帖)という表現で、敷かれている畳の枚数は「畳」で、
同時に部屋の広さを1帖=1.62㎡換算で「帖」で併記するようにしています。



ところで坪との関係はどうなるでしょう。
尺貫法で1坪は3.3057851……㎡ですので、
1帖=1.62㎡で換算すると、1坪=2.040608……帖となります。
概念としては1坪=2帖なのですが、厳密に数値で追っていくと
微妙に違ってくるようです。

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